猫の肥満はどのくらいから?
おおよそ去勢・不妊手術を行った直前の体重を把握しておき、それよりも15%ほど上回ってくると、「肥満」と診断されるのです。
目次情報
1. 肥満猫ちゃんの特徴
4. 猫も人間と同じ!太りすぎはNG!肥満度チェックしましょう!
5. 猫ってどのくらいから「肥満」なの?
5-1. ろっ骨は触れますか?
5-2. 歩いているところを上からみてどう?
5-3. ボディ コンディション スコア(BCS)
肥満猫ちゃんの特徴
一般的な猫の適正な体重とは、どのくらいかご存じですか?
基本は大人の猫になり、去勢・不妊の手術をする直前の体重が適正とされています。
ただし猫の種類によっては、大人になるのに2年から5年ほどもかかるものもいますので、そういった猫には当てはまりません。
猫ちゃんを上から見て
- おなかのあたりが丸みを帯びでいる
- 背骨のところを触ったときに脂肪があるのが確認される
- あばら骨がどこかすぐわからない
こういう状態の猫ちゃんは、肥満ですので、できるだけ早めに対策をしてあげる必要があります。
猫の標準的な体重を把握しておきましょう
猫はとても種類が多いですので、一概に「何キロ」と標準体重を言い表すことはできません。
一般的な日本の雑種(ミックス)の猫の場合の標準体重は以下の通りです。
- オス … 4.5キロから5.5キロ くらい
- メス … 3.5キロから4.5キロ くらい
オスとメスでも、若干標準体重に幅があるんですね。
動物病院などで、肥満なので、ダイエットしたほうがいいですよ、と言われる体重はどのくらいなのでしょうか。
それは、一般的な猫の場合で、6.4キロを超えるくらいの体重なんだそうです。
このくらいになってくると、体が重いだけでなく、足腰にも体重が悪影響を与えますし、また人間でいう成人病のたぐいの病気のリスクも高まってきてしまいます。
そういったことから、猫がいくら可愛いからといっても、過度に太らせてしまってはいけないんですね。
去勢・不妊手術をするとなぜ太るの?
一緒に暮らすに当たって、避けて通れないのは、「去勢・不妊手術」です。
先ごろ猫をつがいでペットショップで購入して、最初は子猫がほしいからと、手術せずにいて、あっという間に倍々で増えてしまって、飼育崩壊になったご夫婦がニュースになっていました。
猫は普通だと、4か月に1度のペースで数匹出産するため、ちょっと油断して手術が遅れると大変なことになってしまいます。
ですから飼うと決めた段階で、速やかに手術できるタイミングで施してあげるのが正解。
でもその後心配なのは、手術をすると、太りやすくなる気がする、ということですね。
でも去勢・不妊手術をすると、なぜ猫は太りやすくなってしまうんでしょうか。
それには以下のような理由があると言われています。
- 異性に興味がなくなることで、食欲に興味が増える
- 生殖器の維持に使う大きなカロリーが使われないため、太る
- オスは男性ホルモンが減退することで、筋肉ではなく脂肪がつきやすくなる
- 食べ物の消化や代謝のバランスが崩れる可能性がある
一般的には、このようなことで、太りやすくなるとされています。
また、実際に手術をした猫は、太っている子が多い気がしますよね。
食欲が旺盛になる、代謝に対して食事が多めであることで、肥満になる傾向がある、ということですので、この部分はオーナーさんが、配慮して、食事の種類をしっかりと吟味したり、量をコントロールしてあげることが重要です。
猫は自分自身は食べたいと思っているんですから、フードはあげたらあげただけ食べてしまいます。
可愛いから、丸いほうが愛くるしいから…というのもわからなくないですが、やっぱり病気のリスクはできるだけ避けてあげたいですよね。
ですので、フードの原材料をしっかりチェックして、高たんぱく、低カロリーなフードを、適正な量で与えてあげるようにしましょう。
これが大切な愛する猫ちゃんを、健康で長生きさせてあげられる、秘訣といえるのです。
猫も人間と同じ!太りすぎはNG!肥満度をチェックしましょう!
愛くるしい猫を見ていると癒されますよね。
ちょっとまるっとしているほうが、可愛い!なんてオーナーさんも多いのではないでしょうか。
でもやっぱり猫も人間と同じで、「太りすぎ」は「NG」なのです。
猫も肥満になると、人間と同じような成人病のような症状や、心臓の病気など、さまざまな病気になるリスクが高まってしまいます。
ですから常に、猫ちゃんが理想的な体形なのか、チェックしておくことが重要です。
猫ってどのくらいから「肥満」なの?
猫の肥満といっても、具体的にどういう風になったら肥満なのか、よくわからないですよね。
年齢も違うし、種類によっても実は違っていたりします。
特にメインクーンなどの成猫になるまで時間がかかる種類の子の場合は、一般的な基準とは違うので、注意が必要です。
ここでは一般的な猫ちゃんの肥満チェックについて解説します。
@ろっ骨は触れますか?
どうチェックするかというと、「わきの下に手を入れてみて、ろっ骨が触れるかどうか」。
これでろっ骨はどこ‥?!という状態の子は、肥満、メタボちゃんということになります。
A歩いているところを上からみてどう?
歩いている猫ちゃんを上からみたときに、おなかのあたりなどがおおよそ寸胴、といえる状態なら、セーフ。
ですが膨らんで見える、という子は肥満、メタボということですね。
でも意外とそこそこムチムチでも、大丈夫ってことなんですね。
Bボディ コンディション スコア(BCS)
獣医師なども採用している5段階の数値です。
猫ちゃんの外観と触診でチェックする、わりとアナログ的なものですが、信頼性があります。
1:痩せ
あばら骨が明らかに浮いて脂肪がなく、骨に簡単に触れる。おなかがへこんで腰がくびれている
腰のくびれが目立ち腹部のへこみが顕著。
2:痩せぎみ
あばら骨に容易に触れる、脂肪がうっすらとだけ。腰もくびれている
3:標準体型
脂肪が適度にあるが、あばら骨が容易に確認することができる。腰がややくびれている
4:やや肥満気味
標準体重から120%程度。脂肪がありあばら骨は確認しづらい。腰のくびれはほぼなし
横腹部が丸みがあり垂れたような状態
5:肥満
標準体重の140%程度。厚みのある脂肪がありあばら骨が触れない。横腹部がたれ、歩くと脇腹が揺れる
猫の標準体重ってどのくらいなの?
猫の肥満を知るうえで、把握しておかないといけないのは、やっぱり「体重」です。
でも、猫ちゃんの体重って、どのくらいが一般的なのか、知らないというかたもいるかもしれませんね。
一般的な成猫の標準体重は、3〜5キロくらい
種類によっては異なる子もいますが、一般の猫ちゃんの場合、3キロから5キロが標準です。
このくらいの体重なら大丈夫、ということですね。
ですので先ほどの肥満チェックで、ちょっと太ってるかも…という子は、6キロ程度まででしょうか。
6キロを超えてくると、肥満を意識しないといけないでしょう。
でも猫ちゃんを飼っているかたなら、6キロってけっこうなものでは?と思いませんか?
なので6キロまでなら大丈夫!ではなくて、6キロにならないように、少しセーブしてあげることが、先々肥満や病気で困らない秘訣なのかもしれません。
老猫は運動量が減りますし、代謝も落ちてきますので、それまでに標準に近い体重で推移させてあげることが、健康で長く一緒に居られるポイントになります。
また最近では猫の健康状態を調べる「猫ドック」なんてものもあるそうですので、健康に留意するなら受けてみてもいいかもしれません。
日ごろから、可愛い猫ちゃんの健康管理をしっかりしてあげましょう。
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