猫は「家族」…愛する家族を守るために避けるべき「キャットフード」とは?
ドラッグストアやディスカウントストア、スーパーなどで手に入りやすいキャットフード。でもけっこう種類も多いですし、お値段もピンからキリまでありますよね。どれも似たようなものだし、お財布に優しいほうが助かる!という気持ちも理解できますが、
低価格キャットフードは「原材料」は穀類が多く、一番最初に記載されていないことがあります。
キャットフードってどんな法規制があるの?
最近でこそ、猫にも安心安全な食べ物を、と言われるようになり、ヒトが食べるくらいのレベルの肉や魚を用いたキャットフードなどが出回るようになりましたが、日本では最近までキャットフードに関して法律の規制ってなかったんだそうです。
最近になってできた法律というのが「ペットフード安全法」というもので今はこの法律だけが、キャットフードの安全性に関しての目安という感じになってます。
ヒトが食べる物の場合は「食品衛生法」だとか「食品安全基本法」といったいくつもの法規制があるので、普通に売られているものなら大丈夫…といった感がありますが、それでも「添加物」だとか「発がん性物質」などが問題になることもあります。
そう考えたらヒトのように何か不具合があっても訴えることができない猫などペットこそ、もっと法的にも安全性に気を配ってあげるべきなのかもしれません。
あなたの愛猫は大丈夫?低価格キャットフードの安さのワケ
それにしてもキャットフードのお値段ってびっくりするくらい差がありますよね。
例えば以下のような感じです。
- A社キャットフード 3s入り … 498円
- B社キャットフード 2s入り … 798円
- C社キャットフード 2.8s入り … 2800円
こうやって少し比較するだけでもかなり差があるなぁと感じますよね。
でもどうしてこんなに凄い差が出るのって思いませんか?
実はそのワケはやっぱり「原材料」にあるってことなんですよね。
安いキャットフードのワケ・1 〜 原材料の比率の違い
ヒトが食べるものでもそうですけど、お米やパンとか麺類にパスタ…こういうのって比較的値段が安定して安いですよね。
お腹がすいたときもこういったいわゆる「炭水化物系」があれば、他にお肉や野菜などがなくても満たされることはできます。
だけどそういう食生活を続けてたらヒトの場合は糖尿病などの生活習慣病にかかって、結果的に体を悪くしたり医療費がかさむことになることもありますね。
猫の場合はどうなのか…というと、もともと猫自体、野生で暮らしていたときは、ネズミだとか鳥などを自分で捕まえて食べてきた動物なので、ぶっちゃけそういうのを食べるのが本来の姿といえます。
でも低価格のキャットフードの原材料のところ、チェックしてみると一番最初に書いてあるのは「穀類」!
もともと穀類を食べる習性のない猫なのに、穀類がメインで配合されているってことなんですね。
実際ヒトも穀類を多食してると先ほど触れたような病気のリスクが高まるものですが、食べる必要がない猫なら…?
考えたらちょっとこれって恐ろしいことなのかもしれません。
お高いキャットフードの場合は、こういった穀類が全く使われてないのもあるし、穀類が使われていたとしても一番最初に記載されることはありません。
安いキャットフードのワケ・2 〜 粗悪な可能性がある肉類や「畜産副産物」
安いキャットフードの原材料の「2番目」に何が書いてあるか。
これは「肉類」になっているのがほとんどだと思います…猫は鳥やねずみなど肉食なので、そう来なくっちゃですよね。
だけど気を付けたいのはその「中身」!
記載は次のようになってます。
「肉類(ミートミール・チキンミール…)」。
米国飼料検査官協会「AAFCO(Association of American Feed Control Official)」ではこの「ミートミール」というのを以下のように定義しています。
”胃、くず皮や糞、角、血液や毛、ひづめ、ルーメンなどの部位の脂肪を除いて精製したもの。 カルシウムがリンの2.2倍の含有量を超過していないこと。 胃液のなかにある消化酵素であるペプシンで消化が不可能な残留物が12%以下であること。これら精製されたものにおいて、消化酵素のペプシンで消化が不可能な粗たんぱく質が9%以下となっていること…”
チキンミールに関しては確認できませんでしたが、おおよそ鶏肉において同様のような定義と考えられます。
肉類って聞いたら、私たちの感覚ではどうしても普段目にするお肉を想像しますよね。
でも肉類(ミートミール・チキンミール)」ですから、いわゆる「お肉」ではなくて上記のような「くずの部位」というわけです…。
こういうものはまた「畜産副産物」とも呼ばれているそうですが、このネーミングからするとそんな悪い感じがしない気もしますよね。
でも…実際のところは愛猫には与えたいとは到底思えない、粗悪な原料がわからないようにねじ込まれている可能性があるってことなんですね。
プレミアムフードなどの場合はお値段が何倍もしますが、原材料をみるともっと具体的に「何の肉」だとかきちんと書いてありますよね。
私たちが買うお肉だって100gで安くても100円とかするわけですから、そういうお肉を使ったキャットフードだったら原価からしたらプレミアムフードのお値段ってむしろ「料金的かも」と思えるものかもしれません。
安いキャットフードのワケ・3 〜 …パウダー=「肉骨粉」
またさらに安いキャットフードには「…パウダー」といった粉的なものが入っていることも多いです。
パウダーって聞くとなんとなくよさそうな気がしますけど、これってよくよく調べたら、以前いろいろ言われたあの「肉骨粉」というたぐいのものらしいのです。
粉砕しているからよくわからない、もちろんヒトが食べられないもので、一説によれば病気などで死んでしまった家畜であったり、骨の部分まで使ってるとか…。
どうしてそんな…と思いますが、それこそこれは「原料単価を安くあげるため」でしかないってことしか考えられません。
国産でも危険?!キャットフードの「4Dミート」とは…?
先ほどミートミールやチキンミールというものがどういったものなのか、説明しましたがこういったもののなかには、愛猫の食べ物としては考えられないお肉「4Dミート」と呼ばれるものもあります。
【4Dミートとは】
- DEAD の「D」 … 死んだのちの動物の肉
- DISEASED の「D」 … 病気にかかっていた動物の肉
- DYING の「D」 … 死にかけている動物の肉
- DISABLED の「D」 … 障害を持っていた動物の肉
こういった類の肉がわからないように混ぜられていると考えたらどうでしょうか。
ゾッとしますよね。
こういった原料は国産のキャットフードだって含まれている場合があるそうです。
なので国内産と謳っているから、安いけど大丈夫!という話でもないってことなんですね。
安いキャットフードは食いつきがいい…それがさらに「危険」!
安いキャットフードって、実はお高いキャットフードよりも猫が好む傾向があるって知っていますか?
筆者も長く猫を飼っているので低価格なキャットフードとプレミアムキャットフードを手に取った経験があって、明らかに低価格なほうが猫の食いつきがよくていっぱい食べる感じでした。
だけどほんとに猫が長生きで健康で暮らしてもらうことを第一に考えたら、食いつきとか食べっぷりって必要でしょうか。
実は猫が一日に食べるべきたんぱく質の量ってそれほどでもないみたいです。
なのでプレミアムフードなどは逆に食いつきはそれほどではなくて、少量で満たされるので結果的に猫が不要に太ることもありません。
調べたら安いキャットフードには「食いつきがよくなる添加物や香料」などがふんだんに使われているので、こういう差がでるそう。
食いつきがいいとたくさん食べてたくさん消費するから、たくさんフードを買ってくれる…そういうことなんですね。
またさらに安いキャットフードには以下のようなものもたくさん使われていることがあるので要注意です。
- 保存料
- 赤色3号、黄色4号、といった記載の着色料
- 酸化防止剤
- 味付けのための塩分 など
【まとめ】安いのも高いのにもワケがある!愛猫の健康はあなた次第!
キャットフードは毎日のことだからお財布に優しいほうがいい、という気持ちもわからなくはないですが、そのキャットフードの中身がここで調べたような中身だったとしたら…?
愛猫の未来はどうなるのかは、飼い主であるあなた次第ということですよね。
猫はフードを自分では選べませんから、そこは家族みんなが原材料などの知識を得て考えて、どういうものを与えるのか決めていくこと。
かといって高いフードだからいいとも言い切れませんので、きちんと原材料にはどういうものが使われているか、きちんとした肉類がメインになっているかなどを確認して、与えるのがベストといえるのではないでしょうか。
穀物が猫ちゃんの健康を脅かしている!
穀物を消化分解するのが苦手なのです!
穀物不使用の「カナガンキャットフード」を詳しく知ってみよう!
●消化に優しいフィッシュ(魚)原料!
20年一緒を目標に開発され、年齢問わずの低カロリーキャットフード
サーモンベースの「Symply(シンプリー)」を詳しく知ってみよう!