生まれたての子猫はとてもか弱い
生まれたての子猫は、目もよく見えない状態です。
母猫の存在を察知して、すぐにおっぱいを見つけ、必要なだけ母乳を飲んで育つものです。
しかしこの頃から何らかの事情で母猫と離れてしまった場合は、ミルクを飲めるようにサポートしてやらないと、すぐに衰弱して場合によっては命を落とすことにもなりかねません。生まれたての子猫はとてもか弱いものなのです。
目次情報
2. 子猫の食事量
2-1. 生後3週間までの子猫の食事量は?
2-2. 生後3週間目以降7週目くらいまでの子猫の食事量は?
2-3. 生後7週目以降の子猫の食事量は?
3. 子猫に与えるご飯の内容
3-1. 出生〜3週間までの子猫の食事は?
3-2. 生後3週間〜7週間までの子猫の食事は?
3-3. 生後7週間以降の子猫の食事は?
食欲があるかどうかが健康のバロメーターに!
衰弱した子猫も、適切なサポートをし、栄養価の高いミルクを与えることで、徐々に体力を回復し、みるみるうちに元気になってくれます。
ボロボロで目やにだらけで保護された、まるで醜いアヒルの子のようなうす汚れた風貌の子猫が、きちんとサポートして育てることで、数か月の間に得も言われぬ美しい猫に変身するということも、そう珍しくありません。
衰弱した状態から、食欲が増してきた‥となったらその段階で、徐々に健康になってきているということなのです。
子猫の食事量
生後3週間までの子猫の食事量は?
生まれて間もないころの子猫は、まずとにかくミルクを与える必要があります。
まさに生まれたての状態から、生後3週間程度までのミルクの量はかなり変化しますので、下記を参考にしてください。
- 生後すぐ 〜10日目くらい
1回あたりのミルクは2グラムで、一日5〜6回総量10〜12グラム
- 生後11日〜20日目くらい
1回あたりのミルクは4グラムで、一日4〜5回総量16〜20グラム
この量は一般の子猫専用の粉ミルクの量ですので、製品によって多少量が違うことがあります。
与えるミルクはできれば初乳の成分が含まれているものをチョイスすると良いですね。
生後3週間目以降7週目くらいまでの子猫の食事量は?
生後間もなくの頃からしばらく経ったら、体も少し大きくなり、筋肉などもしっかりしてきて、活発に動きまわるようになります。
この頃の子猫の食事の量は以下のような感じですね。
- 生後21日〜25日目くらい
1回あたりのミルクは6グラムで、一日4〜5回送料24〜30グラム
- 生後26日〜35日目くらい
1回あたりのミルクは8グラムで、一日3〜4回送料24〜32グラム
だんだん1回で摂れる食事の量が増えてくることで、回数が減っていきます。
まだこの頃は、ミルクだけを飲めていれば、子猫専用のミルクであればきちんと栄養を摂り入れることができるので問題ありません。
生後7週目以降の子猫の食事量は?
この時期前後から、ミルクだけでなく、柔らかい食べ物が食べられるように、促していきます。
ミルクにたんぱく質が豊富なカリカリのフードをふやかして与えるといった感じでよいでしょう。
ウエットフードでも対応できます。
量については、最初はごく少量を用意して様子を見て、猫が食べ終わってまだ欲しがるようであれば、徐々に増やすこと。
子猫も食事の量は多少個体差がありますので、もしたくさん作りすぎてしまうと、もったいないですし、残ったものをまた後で与えるというのはどうしても不衛生になってしまいます。
ですのでごく少量柔らかくした離乳食を作り、食べるところをきちんと観察して、その子に合う1回の量を把握するようにします。
このとき与えるキャットフードは、原料が確かなもの、また体をしっかり作れるように、肉類などの比率が高い、高たんぱくな総合栄養食のフードをチョイスしてください。
また重要なのは、すぐ隣に「新鮮なお水」を用意すること。
ミルクから離乳食に移行することで、水分の摂る量に変化が生じますので、便秘をしないように、しっかりお水が飲める環境を整えることが非常に重要です。
食器も清潔で衛生的なものを都度用意しましょう。
子猫に与えるご飯の内容
出生〜3週間までの子猫の食事は?
猫は生まれたばかりのころから1か月半くらいまでの間は、通常なら母猫に守られて生活します。
生まれたころは足もおぼつかず、排泄物も母猫が処理して暮らすうえ、食べ物もまだこのころは受け付けず、母猫の母乳だけで成長する時期。
もし生まれて間もない猫を迎え入れる場合は、ミルクを与えるのにもさまざまな配慮をする必要があります。
まず生後間もない子猫のために用意するものは以下のとおり。
- 子猫専用の哺乳瓶
- 子猫専用のミルク
生後間もない子猫は、ヒトの赤ちゃんと同じように、一度にたくさんのミルクを飲むことができず、数時間おきに、飲める量を飲むという感じになります。
目安としては、最初のころは4時間おき程度から、やがて5時間おきくらいのペース。
一日の授乳の回数としては最初は5,6回程度、少し大きくなってきたら4,5回程度という感じになります。
人の場合でもそうですが、母猫の「初乳」を飲めているかどうかで、子猫に免疫成分が入っているかどうかが変わってきます。
ですから子猫専用のミルクのなかで、「初乳成分が配合」されているものを選び、与えるとよいでしょう。
最初はごく少量、15t程度を人肌くらいの温度に温めて、子猫専用哺乳瓶で与えます。
優しく抱きかかえて、哺乳瓶の先を口元に近づければ、たいていすぐに飲んでくれます。
もしこれで飲みにくそうな場合は、スポイトで与えると良いでしょう。
生後3週間〜7週間までの子猫の食事は?
生後3週間を過ぎると、体重も生後すぐの状態の倍ほどの400グラム程度まで増えてきます。
生後間もないころは、歩くのもよちよちで、すぐひっくり返ってしまうような状態ですが、このころになると、よちよちながらも活発に動きまわれるように。
ミルの量もだんだん増えてきて、それと同時に一日に飲む回数は少し減ります。
これはヒトと同じで、体ができてくると、胃も少し大きくなり、一回に摂れる量が増えて安定してくるからなんですね。
このころまでには、今度はごはん、お水用の食器を用意してください。
この食器から、お水をぺろぺろと飲めるような状態になれば、ミルクをそこから与えるようにしてみて、それがクリアできたら、いよいよ「離乳食」のことを考えます。
ただし個体差もあり、親猫と暮らしている子猫の場合は、このころもずっと母乳を飲んでいるだけ、という子もいますので、焦ってあれこれ与える必要はないようです。
食べられる子には、お肉やレバーなどのペーストのような状態になったフードをミルクに少し混ぜてトロトロの状態にして与えてみましょう。
はじめはヒトの赤ちゃんと同じで、食べるのもへたくそ。
お皿の周りは汚れても良いようにシートなどを敷いて、与えてみてくださいね。
感覚が分からず、お皿の中に前足を突っ込んでみたり、顔中ミルクだらけになるなんて子もいますので、食事の間はしっかりと見てあげて、汚れてしまったらすぐにキレイにしてあげてください。
生後7週間以降の子猫の食事は?
生後7週間を過ぎると、このころには完全に「離乳食」で対応する時期になります。
「離乳食」といっても、大げさに考える必要はありません。
子猫用の原材料が確かなキャットフードを、人肌程度の温度のお湯などでふやかして、柔らかくするだけでもOK!
これを良く食べてくれるようであれば、ふやかしたものの中に、ドライのキャットフードを少し細かくして混ぜ、噛み応えを少しずつつけて様子をみます。
生後8週程度のころには、普通食が食べられるのが理想的。
健康状態に問題がなく、歯がしっかりとしていれば、カリカリのドライフードもやがて食べられるようになります。
穀物が猫ちゃんの健康を脅かしている!
穀物を消化分解するのが苦手なのです!
穀物不使用の「カナガンキャットフード」を詳しく知ってみよう!
●消化に優しいフィッシュ(魚)原料!
20年一緒を目標に開発され、年齢問わずの低カロリーキャットフード
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